「キュリオス」ヤバかったんだけど

シルク・ド・ソレイユ 「キュリオス」

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水谷です。作家をしています。

「キュリオス」見てきました!

www.kurios.jp

初サーカスです!初カス!

 

もうね、むっちゃ良かったよ!!

実は最初から泣きそうだった

まず、最初にキャストの皆さんが登場するシーンでウルッと来たからね。

ちなみにこれ、「グレーテストシャーマン」もそうなんですよ。

www.foxmovies-jp.com

最初の「ショー」のシーンでちょっと泣きそうになってんの。

 

 

「あぁ、ムッチャ楽しそうにしているけど、ここに来るまで色々な苦労があったんだろうな」と、勝手に背景を想像して、グッと来ちゃうんですわ。

 

あと、「それぞれのスペシャリストが集まってる図」に弱いんですよね

「彼らがここでこうやって出会えたのは、きっと……奇跡なんだろうな」とか思うわけ。

1人として本名知らないのに!!

失敗するかもという緊張が感動を作る

今回の「キュリオス」は大枠のストーリーがあって、どこかミュージカルぽい雰囲気でした。

でも、そこはサーカス! 

 

「おいおい、危ないぞ」

と手に汗握る場面のオンパレード。一歩間違えれば命すら落としかねません。

 

「これはすごい方法だな」と思いました。

 

とにかく大技の前は場が緊張で満たされます。そしてそれを、音響と照明が最大まで煽りに煽る。

観客は自然と音楽に合わせて手拍子をし、「頑張れ!」と心の中で応援してしまいます。

 

いや「頑張れ」っていうか、もはや「気をつけて」ですよね。

とりあえず怪我だけはしないで!って感じ。

 

 

で、タメにタメて……見事成功!

そしたらもう感動の嵐です!拍手喝采!

 

直前でドキドキして多分、この上がり幅がエゲツないんです。

 

そして会場は、「みんなで一緒に頑張ったね」といったような多幸感に包まれます。

これはサーカスならではだなと。

キャストさんがかっこええ

あと、本当にキャストさんがカッコええのです。

もちろんイケメンだとか、筋肉すごいとかありますけど、個人的に好きだったのが、彼らの表情。

 

常に彼らは笑顔なんですよ。

そりゃエンターテイナーですから。もう終始ニコニコしっぱなし。

 

しかし、大技の直前。その瞬間だけは一気に真剣な顔になります。

 

それがもう、

無茶苦茶にカッコいい!!!!

全部面白かったか?

ただ全ての演目が面白かったかと言われると、実はそうでもないんです。

「手を人間に見立ててリアルタイムで映像にして流す演目」とか、正直ちょっと眠かった。

 

この辺りは、好みの問題でしょう。

 

あと、後ろの席に子供がいたのですが、演目が終わるたびに「もう帰れる?」と親に聞いていて、

「あぁ、無理やり連れてこられたんだろうな」

と思っていました。

 

これはなかなか難しい問題です。

「親御さんにとっては、幼いうちから一流の芸術に触れてほしいとうい気持ちはあるはず。

 

でも、もしかしたら周りに迷惑をかけるかもしれないし、何よりも子供の世話をしていたら自分が集中できない。

だったら連れてこないのが正解なのかも。

 

ただ、それって子供の可能性を潰してしまうことにもなるし、もしかしたらこのサーカスとの出会いがこの子の人生を大きく変えるきっかけになるかもしれないぞ……。

ううむ……」

 

と、もし自分に子供がいたらどうするかを考えたりもしていました。

この間、パフォーマンスは一切、頭に入ってきてません。

 

ただ、全体としては非常に面白かった。 

この感動を生かしたい

今回のサーカスを見て、僕が「うぉおお!」と興奮した内容は既に述べた通りです。

こういうの…やりたい!

 

とはいえ、今すぐサーカスなどできない。(そして別に「サーカス」をやりたいわけじゃない)

 

でも、このサーカスで感じた「うぉおお!」という感動は、やっぱり自分の作品に応用したいんです!

 

完全に僕の予想ですけど、「ラーメンズ」小林さんの作品って、サーカスの要素がけっこうあるんすよ!

難易度の高いパフォーマンスや長文の暗記セリフが要所要所で入ってたり、音楽や世界観もサーカスっぽい雰囲気の時がたまにある。

 

もしそうなら、これってサーカスで感じた興奮を「演劇」に落とし込んだのではと思いました。

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パクリにならないためには?

今、小説を書いたり映像作品を作ったりしています。

そして、「うぉおお!」と興奮する作品を同じジャンルから見つけちゃうと、どうしても、二番煎じになるんですよね。

 

だから、「うぉおお!」という興奮を全く別のところで得て、その感動を自分のフィールドで表現する。

 

それが海外の作品なのか日本の作品なのか、最近のトレンドなのか古典芸能なのか分かりません。

ただ、

「うぉおお!」をもっと見つけたい!

この世にはまだまだ知らない「うぉおお!」をもっと知りたい!!

 

てか、そう考えるとさ、

無限じゃん!この世界って、無限じゃん!!

二足の草鞋(わらじ)を履く

今、このブログ書いていて思ったのが

「二足の草鞋」の利点てここなのかなという話。

 

ホリエモンさんの多動力でこの点に関して言及されていて話題ですが、

 

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確かに表現の場をいくつも持ってれば、

自分が表現しているフィールドで別の人の作品に「うぉおお!」と思っても、

それを別の場所で使えるんですよね。

 

だから、言葉にすると「教養」みたいな固い言い方になりますが、

色々な分野の「うぉおお!」に触れて、なぜ自分が興奮したのかを知ることが、将来的にはクリエイターにとっての財産になるんじゃないかと思いました。

 

以上です!もしよかったら参考にしてみてください!