水谷健吾の作品について
これまでの作品
●漫画
『食糧人類』原案(累計200万部突破)
●小説
ノベルアプリ「comico」「TELLER」「PEEP」様にて多数掲載中
・『捏造タイムスリップ』脚本(2019年 佐藤佐吉優秀脚本賞)
・『マイナス1回目のプロポーズ』脚本
・『幽霊が見えない部屋』脚本
・『不幸な結末』脚本・演出
・『ソウル・ザ・ペアレンツ』脚本・演出
・『舞台浸水』脚本・演出
●YouTubeチャンネル「ACTTRACT」(チャンネル登録者数10,000)
思考実験、哲学的な内容を取り上げています。
●note
これまでの実績
・漫画「食糧人類」200万部突破
・「DAIV MOVIE CONTEST 2017」優秀賞
・オンライン授業サービス「schoo」様にて小説講座を担当
・「54字の物語 怪」にて作品掲載
・日清ヨークと54字の物語のコラボ商品「54字の冬物語」にて作品掲載
・YouTubeチャンネル「AcTTRACT」 チャンネル登録者10,000人
・舞台『捏造タイムスリップ』が2019年佐藤佐吉優秀脚本賞を受賞
お仕事の依頼について
・小説執筆、漫画原作(原案)のご依頼は、原稿料と合わせてご連絡ください。
・舞台脚本に関しては、集客や広報のお手伝いに応じてチケットバックを適応するなど、劇団様の事情に合わせたご提案も可能です!
Twitter:@mizutanikeng
メールアドレス:mizukenrisu@gmail.com
「シュタインズゲート」にハマってしまった
「シュタインズゲート」を観ました
「シュタインズゲート」を観終わりました。
ざっくりと説明すると、
偶然にも過去にメールを送れる機械を発明してしまった中二病の大学生が、バタフライエフェクト的な世界で何度も過去を改変しようともがく
という物語。
「シュタインズゲート(2011年)」が全25話
「シュタインズゲートゼロ(2018年)」が24話
さらに「劇場版シュタインズゲート」も公開され、とにかくボリューミーなアニメです。
で、それを観終わりました。今!
昨日の24時から「シュタインズゲートゼロ」のラスト4話くらいを見はじめて、今、朝5時です。
むっちゃ眠い。今日も昼過ぎから予定がある。
でも、それ以上に頭の中で色々な感情が渦巻いていて「これは寝れねえな、寝てられねえな」ということで、こうしてブログ書いています。
本当に言いたいことがたくさんあるし、文字でその魅力を言いあらわせる自信はないんですけど、あえて一言にするのなら、
面白かった
です。
いや…正直、自分でも驚いていますよ。
日々言葉と向き合う、作家という職業をしていて
そして、この作品を見ることでこれほどまで感動しているのに、
出てきた言葉が「面白かった」て。
存在しないことの切なさ
この作品、中盤までは「過去変えられるぞ!やりたい放題じゃん!」と、明るい雰囲気が続くのですが、後半の回からはどうしようもない閉塞感と切なさが作品全体を覆い始めます。
それは、何度やり直しても逃れることができない不可避の死であったり、
「好きな人と互いの気持ちを確認しあった」という事実自体が消えてしまうことであったり、
「過去を変えて望んだ未来がある」という自覚がない仲間にその事実を伝え、本人にとって悪い方の過去へと変えることを承諾してもらったり。
そしてなにより、「シュタインズゲートゼロ」で中心となる「好きな相手が死んだ世界線で生き続けなければならない」という展開が切ない。
もちろん日常的なワンシーンとか、ほんわか系な瞬間もあるのですが、
しかし、より一層それが「運命」や「時間」という圧倒的な存在を際立たせているんですね。
アニメすごい
実幼い頃にテレビで見ていたものを除けば、能動的にアニメを観るのはこれが初めてです。
「シュタインズゲート」を通し、アニメの素晴らしさというか、アニメならではの表現に感動しました。
特に、途中の回からOP曲が2番になったりするパターンがアツい!なんてニクい演出!
しかもよくよく聞くと、ここまで見たからこそ分かる歌詞になってたりするんですね!
ドラマにもある手法だとは思うのですが、アニメの方がより作品にマッチした曲になりやすいのかなと思います。
ということで!
とにかく、シュタゲ(通の人はこうやって略します)がむっちゃ面白かったです!
僕の中では今期イチオシです!
風来のシレンで不条理を学んだ
風来のシレンとは
不思議のダンジョン 風来のシレン5 plus フォーチュンタワーと運命のダイス - PSVita
- 出版社/メーカー: スパイク・チュンソフト
- 発売日: 2015/06/04
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (6件) を見る
「風来のシレン」というゲームがあります。
「風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!」
僕が初めて買ったのは「風来のシレン2」。
「風来のシレン2」の魅力
「風来のシレンGB2 砂漠の魔城」
中学に入り「風来のシレンGB2 砂漠の魔城」を買いました。
そしてスマホアプリ登場
【悲報】水谷健吾、5時間スベり続ける
生配信企画をしました
水谷健吾です。作家YouTuberをしています。
「アクトラクト」というチャンネルで映像作品や企画を出していて、前回、生配信をしました。
当初は1時間程度の予定だったのですが、なんだかんだ5時間ほどやってしまいました。
配信中に視聴者さんがタグを作ってくれたり、フォローを一気にしてくれたり、
本当に素晴らしい回になったのですが、
実は僕、ずっとスベっているんですよ
(サムネの時点でスベっている一番右の水谷氏)
生配信とはなんたるかを理解していない水谷氏
この配信、僕は最初の1時間と最後の30分くらいしかいません。
で、盛り上がり始めたの僕がいなくなってからなんですよ。
(いなくなった途端、むかしの写真を晒される水谷氏)
このチャンネルを作ったのは僕です。
‥‥なのに僕がいない方が会話が盛り上がるって一体全体どういうことだ!?
いつのまに自分は、鬱陶しいOBみたいな立場になってしまったのか!?
そんなわけがない!!!
ということで、
5時間の動画を最初から最後まで見返してみたのですが、
やっぱり僕がいる時はスベっているんですよね
(空気の重さを否定できないワンシーン)
生配信を理解している23歳たち
この生配信、2時間すぎた頃から「ささはる」「マリー」の2人だけになるのですが、
彼女たちが本当に素晴らしいなと思ったんです。
なんていうか、相手に委ねている感っていうんでしょうか。
本当にその場で生まれた話題を拾って、一人一人と会話をしているのです。
きっと彼女たちは生配信とはなにかを本能的に理解しているのだと思います。
いつも挙げている動画を「パッケージされた作品」とするのなら、生配信は「視聴者のみんなと一緒に作っていく動画」。
自分はそのことを全然わかっておらず、一方的に用意していた話をしていただけだなと。
タグができた!
前述した通り、この配信中に
#AcTTRACTリスナーと繋がりたい
というタグを視聴者さんが作ってくれました
タグ出来てるー!!!!
— 右肩の虫. (@migikatanomusi) July 21, 2018
#AcTTRACTリスナーと繋がりたい
#acttractリスナーと繋がりたい
— 緋桜田@バンブラP (@cw3HHaiKss6j5ok) July 21, 2018
おーすごい!笑
便乗して使わせて頂くぜ
これが本当にめっっっっっちゃ嬉しかった!
みずけん作家用のアカウントでございます( ・∇・)
— 水谷健吾@作家YouTuber (@mizutanikeng) July 26, 2018
#AcTTRACTリスナーと繋がりたい
(この機会に自分のフォロワーも増やそうと企む水谷氏)
そして同時に「あぁ、コミュニティって感じだな」って思いました。
コミュニティとは?
「コミュニティが大事」とあちこちで言われはじめた昨今ですが、まだまだ多くの人は、
「作品を提供する側」と「される側」で考えてしまうのではないでしょうか。
ではなく、視聴者さん同士でコミュニケーションが生まれ、仮にアクトラクトが関わっていなくても、その輪が広がっていく。
今すぐお金になるとか、チャンネル登録者が増えるとかに繋がらなくても、そういう関係性を大事に作っていくことが一番大事なんじゃないかと思いました。
みずけん作家用のアカウントでございます( ・∇・)
— 水谷健吾@作家YouTuber (@mizutanikeng) July 26, 2018
#AcTTRACTリスナーと繋がりたい
(このブログでも自分のフォロワーも増やそうと企む水谷氏)
とにかく大好きな思考実験について語ってみる
思考実験が好き過ぎてやまない
水谷です。脚本家YouTuberしています。
最近「最高実験」にハマっていまして、もう四六時中、思考実験のこと考えています。
ということで、今活動しているYouTubeでも企画動画として扱ったり、物語の題材にしたりしているので、それもあわせてご紹介していこうと思います!
思考実験って何?
という方もいらっしゃるので簡単に説明すると、
「頭の中だけで出来る実験」
です!
はいっ!!!!(断定)
「トロッコ問題」
「思考実験」として有名どころといえば「トロッコ問題」。
線路を走っていたトロッコの制御が不能になった。このままでは前方で作業中だった5人が猛スピードのトロッコに避ける間もなく轢き殺されてしまう。
この時たまたまA氏は線路の分岐器のすぐ側にいた。
A氏がトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かる。
しかしその別路線でもB氏が1人で作業しており、5人の代わりにB氏がトロッコに轢かれて確実に死ぬ。
A氏はトロッコを別路線に引き込むべきか?
どうです?
どうですか?このジレンマッ!
このように、確実な正解不正解はなく、頭の中でその状況を想定して議論できる問題が「思考実験」です。
ちなみにその時の動画はこちら!
「水槽の脳」
僕が一番大好きなのが「水槽の脳」。
「あなたが体験しているこの世界は、実は水槽に浮かんだ脳が見ているバーチャルリアリティなのではないか」という仮説。
平たく言えば「マトリックス」の世界です。
先ほどの「トロッコ問題」は「どっちを助けるのか」というジレンマに焦点が当てられていました。
対して「水槽の脳」は「荒唐無稽だけど絶対に否定することができない仮説」
今僕たちが見ているもの、感じているものは、全て脳みそに流された電気信号でしかなかった。
そう考えるとゾクゾクしません!?
「水槽の脳」の製造工程#図解#意味が分かると怖い図解#インフォグラフィック#図解チャレンジ pic.twitter.com/XbV65XqHq1
— 水谷健吾@脚本家YouTuber (@mizutanikeng) April 19, 2018
(「水槽の脳」を基にして作った図解です)
(「マトリックス」を始め、「胡蝶の夢」や「邯鄲の枕」、星新一さんのショートショートについて語った企画動画です)
「世界5分前仮説」
「水槽の脳」と似た題材として「世界5分前仮説」というものもあります。
これは、「この世界は5分前に作られたばかりで、それより昔の記憶は神様(的な超人)が植えつけたものに過ぎない」という仮説。
これも最初に知った時、ゾクゾクが止まらなかったんですよねー!
図解で思考実験「世界五分前仮説」
— 水谷健吾@脚本家YouTuber (@mizutanikeng) April 13, 2018
"この世界は5分前に誰かによって作られ、それ以前の記憶や歴史は全て植えつけられたものでしかない"という仮説#図解で思考実験 pic.twitter.com/v0CpwLYDMB
(図解で表すとこんな感じ)
「5億年ボタン」
聞いたこともある人が多いであろう作品。
そのボタンを押すと、何もない空間で5億年過ごす。そこでは餓死などの心配もないが、寝る事も出来ない。
5億年が経過すると、全ての記憶が消去されて元の場所へ戻り100万円を入手できる。
つまり、ボタンを押した直後に100万円が出てきた様な錯覚に陥るが、実際は気が狂う程の5億年を過ごしている。
(「5億年ボタン」をベースに僕が脚本を書いた映像作品です)
ちなみにこの「5億年ボタン」という話、「みんなのトニオちゃん」という短編集に収録されています。
「幸福度を225倍にしたらどうなるのか?」「5次元の世界ってなんのことだ?」など、ここに載っている他の話も哲学的で面白いのでぜひ読んでみてください!
(みんなのトニオちゃんについて語った動画)
(続編を買った時の動画)
「ギャンブラーの誤謬」
他にも思考実験としてあるのは、「直感で出した答えと、数学的な答えが違う場合」の問題。
例えば「ルーレットで9回連続で赤がでた時、次に出るのは赤と黒どっち?」といったような。
もちろん可能性は五分五分です。
しかし、もう少し複雑な状況に直面した時、人はあっさりと直感で出した答えを選択してしまうこともあります。
(詳しくはこちらの動画で)
思考実験を楽しむための本
思考実験を開設した本はいくつかありますが、僕がオススメするのは次の2冊。
「33の思考実験」と「100の思考実験: あなたはどこまで考えられるか」
33の思考実験
まずオススメなのはこちらです。
最初に説明したトロッコ問題に対し、
「太った男を突き落としてトロッコを止める場合は?」などの条件を加えたり、また舞台を「臓器問題」に変えることで、僕たちの感じ方がいとも簡単に覆ってしまう過程を楽しむことができます。
100の思考実験
次にオススメはこちら。
一つ一つの事例に対しての解説は少ないですが、100の事例の思考実験のうち、互いに関係し合っていたり、少し条件を変えただけであることを明示してあるので、何度読んでも楽しめます。
本書で書かれていない組み合わせを見つけることで、独自の思考実験を発見できたりするかもしれません!
- 作者: ジュリアンバジーニ,河井美咲,向井和美
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2012/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 51回
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略語に見えない略語に断固反対したい
タイトルが全てなのですが、
僕は今、略語に見えない略語に憤っています!
正確に言えば、
略語に見えない略語に略してしまう人
に憤っている…ッ!
なんのこっちゃだと思うので、具体例を出します。
僕は大学生の時、西武新宿線沿いの「東伏見(ひがしふしみ)」という駅の近くに住んでいました。
まだ上京して日が浅い頃、サークルのイベントに向かうため、近くに住む友人が車を出してくれることになったのです。
その友人は僕に言いました。
「朝8時に伏見で良いよね?」
と。
「伏見?」
まだ越してきたばかりの僕は、一瞬、考えるわけですよ。
もしかして伏見駅というものが存在するのだろうか?
たしかに東伏見があるのだから、西伏見や南伏見、北伏見があってもおかしくない。
当然、その真ん中にあるのは「伏見」だろう。
ということで彼に聞くわけです。
「伏見駅って、東伏見のこと?」
「当たり前でしょ」
わかります?
この当たり前でしょという発言、ここに地元民の驕りが現れているんですよ!!
そりゃお前はここにずっと住んでて「伏見駅」が存在しないことも知ってるかもしれんよ?
でも、こっちは越してきたばかりなんじゃぁあああああああああ!!
まるで僕が、
「朝8時に駅前のマックね」
「え、マックって、もしかしてマクドナルドのこと?」
と答えたみたいな反応!!
「俺、関西出身やからマクドって言ってもらわな、分からんわぁ」
と挟んでくる大阪のプライド捨てきれてない上京組かよ!!
ちなみにですね。
今、僕が住んでいる駅でもそうなんですわ。
東西線の「原木中山」って駅なんですけど、地元の人は「原木」って言いますかね。
だからさぁ!!!
その言い方だと、「原木駅」が存在するっぽいじゃん!!!
何度も言います。
略すこと自体は構わんのですよ。
でも「略した結果、それ自体が存在しそうな略し方」が嫌なのですわ。
たいてい上だけ、下だけを取るとこうなりますよね。
それが驕りなんです!
新参者への配慮のなさに繋がってるんです!!
ちなみに、東伏見時代に知り合った友人で、Aという女性がいるんですけど、彼女はよく略す人なんですよ。
バーベキューを「バーベ」って言ってましたからね。
「今年の夏、バーベしなかったなぁ」とか平気で言いますからね。
筋トレの話かと思うじゃないですか。
衝撃的すぎて、3年経った今でも鮮明に記憶に残ってますから。
でも、Aはどこ吹く風で、
「そんなこと言いましたっけ」と平気で生ビール飲んでますからね。
5分後には、「今年の夏はワンオクのライブ行きたいな」とか言ってますからね。
まぁこれは良いんですけど。
僕もワンオクって言うんで。
ただ、「バーベ」も「ワンオク」もこれはオッケー!!
だって、なにかの略語だと分かるから!
やっぱり許せんのは「伏見」と「原木」です。
ということで、僕は一貫して「ひがふみ」「ばらなか」と略してました。
「それはダサいっす」
とAには言われました。
「キュリオス」ヤバかったんだけど
シルク・ド・ソレイユ 「キュリオス」
水谷です。作家をしています。
「キュリオス」見てきました!
初サーカスです!初カス!
もうね、むっちゃ良かったよ!!
実は最初から泣きそうだった
まず、最初にキャストの皆さんが登場するシーンでウルッと来たからね。
ちなみにこれ、「グレーテストシャーマン」もそうなんですよ。
最初の「ショー」のシーンでちょっと泣きそうになってんの。
「あぁ、ムッチャ楽しそうにしているけど、ここに来るまで色々な苦労があったんだろうな」と、勝手に背景を想像して、グッと来ちゃうんですわ。
あと、「それぞれのスペシャリストが集まってる図」に弱いんですよね
「彼らがここでこうやって出会えたのは、きっと……奇跡なんだろうな」とか思うわけ。
1人として本名知らないのに!!
失敗するかもという緊張が感動を作る
今回の「キュリオス」は大枠のストーリーがあって、どこかミュージカルぽい雰囲気でした。
でも、そこはサーカス!
「おいおい、危ないぞ」
と手に汗握る場面のオンパレード。一歩間違えれば命すら落としかねません。
「これはすごい方法だな」と思いました。
とにかく大技の前は場が緊張で満たされます。そしてそれを、音響と照明が最大まで煽りに煽る。
観客は自然と音楽に合わせて手拍子をし、「頑張れ!」と心の中で応援してしまいます。
いや「頑張れ」っていうか、もはや「気をつけて」ですよね。
とりあえず怪我だけはしないで!って感じ。
で、タメにタメて……見事成功!
そしたらもう感動の嵐です!拍手喝采!
直前でドキドキして多分、この上がり幅がエゲツないんです。
そして会場は、「みんなで一緒に頑張ったね」といったような多幸感に包まれます。
これはサーカスならではだなと。
キャストさんがかっこええ
あと、本当にキャストさんがカッコええのです。
もちろんイケメンだとか、筋肉すごいとかありますけど、個人的に好きだったのが、彼らの表情。
常に彼らは笑顔なんですよ。
そりゃエンターテイナーですから。もう終始ニコニコしっぱなし。
しかし、大技の直前。その瞬間だけは一気に真剣な顔になります。
それがもう、
無茶苦茶にカッコいい!!!!
全部面白かったか?
ただ全ての演目が面白かったかと言われると、実はそうでもないんです。
「手を人間に見立ててリアルタイムで映像にして流す演目」とか、正直ちょっと眠かった。
この辺りは、好みの問題でしょう。
あと、後ろの席に子供がいたのですが、演目が終わるたびに「もう帰れる?」と親に聞いていて、
「あぁ、無理やり連れてこられたんだろうな」
と思っていました。
これはなかなか難しい問題です。
「親御さんにとっては、幼いうちから一流の芸術に触れてほしいとうい気持ちはあるはず。
でも、もしかしたら周りに迷惑をかけるかもしれないし、何よりも子供の世話をしていたら自分が集中できない。
だったら連れてこないのが正解なのかも。
ただ、それって子供の可能性を潰してしまうことにもなるし、もしかしたらこのサーカスとの出会いがこの子の人生を大きく変えるきっかけになるかもしれないぞ……。
ううむ……」
と、もし自分に子供がいたらどうするかを考えたりもしていました。
この間、パフォーマンスは一切、頭に入ってきてません。
ただ、全体としては非常に面白かった。
この感動を生かしたい
今回のサーカスを見て、僕が「うぉおお!」と興奮した内容は既に述べた通りです。
こういうの…やりたい!
とはいえ、今すぐサーカスなどできない。(そして別に「サーカス」をやりたいわけじゃない)
でも、このサーカスで感じた「うぉおお!」という感動は、やっぱり自分の作品に応用したいんです!
完全に僕の予想ですけど、「ラーメンズ」小林さんの作品って、サーカスの要素がけっこうあるんすよ!
難易度の高いパフォーマンスや長文の暗記セリフが要所要所で入ってたり、音楽や世界観もサーカスっぽい雰囲気の時がたまにある。
もしそうなら、これってサーカスで感じた興奮を「演劇」に落とし込んだのではと思いました。
パクリにならないためには?
今、小説を書いたり映像作品を作ったりしています。
そして、「うぉおお!」と興奮する作品を同じジャンルから見つけちゃうと、どうしても、二番煎じになるんですよね。
だから、「うぉおお!」という興奮を全く別のところで得て、その感動を自分のフィールドで表現する。
それが海外の作品なのか日本の作品なのか、最近のトレンドなのか古典芸能なのか分かりません。
ただ、
「うぉおお!」をもっと見つけたい!
この世にはまだまだ知らない「うぉおお!」をもっと知りたい!!
てか、そう考えるとさ、
無限じゃん!この世界って、無限じゃん!!
二足の草鞋(わらじ)を履く
今、このブログ書いていて思ったのが
「二足の草鞋」の利点てここなのかなという話。
ホリエモンさんの多動力でこの点に関して言及されていて話題ですが、
確かに表現の場をいくつも持ってれば、
自分が表現しているフィールドで別の人の作品に「うぉおお!」と思っても、
それを別の場所で使えるんですよね。
だから、言葉にすると「教養」みたいな固い言い方になりますが、
色々な分野の「うぉおお!」に触れて、なぜ自分が興奮したのかを知ることが、将来的にはクリエイターにとっての財産になるんじゃないかと思いました。
以上です!もしよかったら参考にしてみてください!