略語に見えない略語に断固反対したい
タイトルが全てなのですが、
僕は今、略語に見えない略語に憤っています!
正確に言えば、
略語に見えない略語に略してしまう人
に憤っている…ッ!
なんのこっちゃだと思うので、具体例を出します。
僕は大学生の時、西武新宿線沿いの「東伏見(ひがしふしみ)」という駅の近くに住んでいました。
まだ上京して日が浅い頃、サークルのイベントに向かうため、近くに住む友人が車を出してくれることになったのです。
その友人は僕に言いました。
「朝8時に伏見で良いよね?」
と。
「伏見?」
まだ越してきたばかりの僕は、一瞬、考えるわけですよ。
もしかして伏見駅というものが存在するのだろうか?
たしかに東伏見があるのだから、西伏見や南伏見、北伏見があってもおかしくない。
当然、その真ん中にあるのは「伏見」だろう。
ということで彼に聞くわけです。
「伏見駅って、東伏見のこと?」
「当たり前でしょ」
わかります?
この当たり前でしょという発言、ここに地元民の驕りが現れているんですよ!!
そりゃお前はここにずっと住んでて「伏見駅」が存在しないことも知ってるかもしれんよ?
でも、こっちは越してきたばかりなんじゃぁあああああああああ!!
まるで僕が、
「朝8時に駅前のマックね」
「え、マックって、もしかしてマクドナルドのこと?」
と答えたみたいな反応!!
「俺、関西出身やからマクドって言ってもらわな、分からんわぁ」
と挟んでくる大阪のプライド捨てきれてない上京組かよ!!
ちなみにですね。
今、僕が住んでいる駅でもそうなんですわ。
東西線の「原木中山」って駅なんですけど、地元の人は「原木」って言いますかね。
だからさぁ!!!
その言い方だと、「原木駅」が存在するっぽいじゃん!!!
何度も言います。
略すこと自体は構わんのですよ。
でも「略した結果、それ自体が存在しそうな略し方」が嫌なのですわ。
たいてい上だけ、下だけを取るとこうなりますよね。
それが驕りなんです!
新参者への配慮のなさに繋がってるんです!!
ちなみに、東伏見時代に知り合った友人で、Aという女性がいるんですけど、彼女はよく略す人なんですよ。
バーベキューを「バーベ」って言ってましたからね。
「今年の夏、バーベしなかったなぁ」とか平気で言いますからね。
筋トレの話かと思うじゃないですか。
衝撃的すぎて、3年経った今でも鮮明に記憶に残ってますから。
でも、Aはどこ吹く風で、
「そんなこと言いましたっけ」と平気で生ビール飲んでますからね。
5分後には、「今年の夏はワンオクのライブ行きたいな」とか言ってますからね。
まぁこれは良いんですけど。
僕もワンオクって言うんで。
ただ、「バーベ」も「ワンオク」もこれはオッケー!!
だって、なにかの略語だと分かるから!
やっぱり許せんのは「伏見」と「原木」です。
ということで、僕は一貫して「ひがふみ」「ばらなか」と略してました。
「それはダサいっす」
とAには言われました。